硬さ・フレックス
シャフトの硬さ「S200」とは?ダイナミックゴールドの表記の意味と合う人の目安

アイアンのスペック表やシャフトのラベルで見かける「S200」は、トゥルーテンパーの Dynamic Gold(ダイナミックゴールド)系のシャフトで使われる硬さの表記 です。英字の「S」がフレックス(硬さ)を、数字の「200」が同じ S の中での重さの区分を表します。
先に結論をまとめます。
- S200 は「S(スティッフ)フレックスの 200 番」。R や SR より硬く、X100 より柔らかい
- 無印の Dynamic Gold(現行はラベルを変えた Dynamic Gold HT)の S200 は、カット前 129g の元調子。アイアン用スチールの中でも重い部類
- 同じ S でも、重さと調子が違えば振ったときの硬さの感じ方は変わる。数字だけで決めず、重量と調子をセットで見る
- 重すぎるなら、同じ表記で軽い Dynamic Gold 120(118g)や Dynamic Gold 105(103g)の S200 がある
S200 は「S フレックス」と「200」の組み合わせ
S200 は 2 つの情報を 1 つにまとめた表記です。

| 部分 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 英字(S) | フレックス(硬さ)。R → S → X の順に硬くなる | R300、S200、X100 |
| 数字(200) | 同じフレックスの中での区分。数字が大きいほど重く、わずかに硬い | S200 → S300 → S400 |
日本の多くのシャフトは「S」「X」のように英字だけで硬さを表しますが、Dynamic Gold 系は英字の後ろに数字を付けて、同じ S の中でもう一段細かく分けています。
国内で流通している Dynamic Gold は X100 と S200 が中心です。トゥルーテンパーの日本サイトに載っている Dynamic Gold HT のフレックスも、この 2 つだけです。S300 や S400 は主に海外向けの仕様で、国内では限られた流通になります。
Dynamic Gold 系の主な表記
| 表記 | 硬さ | どんなモデルにあるか |
|---|---|---|
| X100 | X(エキストラスティッフ) | Dynamic Gold、Dynamic Gold 120 / 105、EX TOUR ISSUE など |
| S200 | S(スティッフ) | Dynamic Gold、Dynamic Gold 120 / 105、EX TOUR ISSUE など |
| S300 / S400 | S。S200 より重く硬い | 主に海外仕様 |
| R300 | R(レギュラー) | Dynamic Gold 105 など |
同じ表記は AMT TOUR WHITE など、トゥルーテンパーの他のスチールシャフトにも使われています。
S200 は硬い?重さと調子で見る
「S200 は硬い」とよく言われますが、その印象を作っているのはフレックスの英字だけではありません。振ったときの硬さの感じ方は、主に次の 3 つで決まります。
- フレックス: シャフトそのもののしなりにくさ
- 重量: 重いシャフトほど、振ったときにしなりを感じにくい
- 調子(キックポイント): どこが一番しなるか。元調子は手元側がしなり、先端の動きがおとなしい

A が元調子(手元側がしなる)、B が中調子(中央がしなる)です。
無印の Dynamic Gold S200 は、カット前の重さが 129g で元調子です。重く、先端が走りにくいので、同じ S 表記の軽量スチールより「硬い」と感じる人が多くなります。
主なアイアン用スチールの S フレックスを並べると、重さの違いがよく分かります(重量はカット前、メーカーの公表値)。
| シャフト | 表記 | 重量 | 調子 |
|---|---|---|---|
| Dynamic Gold EX TOUR ISSUE | S200 | 131g | 元調子 |
| Dynamic Gold(HT) | S200 | 129g | 元調子 |
| Dynamic Gold 120 | S200 | 118g | 元調子 |
| N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 | S | 114g | 中元調子 |
| N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 | S | 106.5g | 元調子 |
| Dynamic Gold 105 | S200 | 103g | 元調子 |
| N.S.PRO 950GH neo | S | 98g | 中調子 |
フレックスの基準はメーカーごとに違います。同じ「S」でも、Dynamic Gold と N.S.PRO の硬さは揃っていません。乗り換えるときは、表記よりも重量と調子の差を目安にしてください。
N.S.PRO MODUS3 TOUR の 6 モデルの重さと調子の違いは、モーダス 105・110・115・120・125・130 の違いで比べています。
S200 が合うゴルファーの目安
トゥルーテンパーの製品ページには、対象のヘッドスピードは書かれていません。ここでは、一般によく使われる目安と、合う・合わないのサインをまとめます。
目安としてよく言われるのは、ドライバーのヘッドスピードが 43m/s 前後より速い人 です。ただしヘッドスピードより、次のような実際の球筋と体感で判断するほうが確かです。
S200 が合っているサイン
- 950GH などの軽量スチールだと、切り返しでシャフトがしなりすぎて打点や方向が揃わない
- 球が高く上がりすぎる、吹け上がって距離が揃わない
- 18 ホール回っても、後半に振り遅れや疲れが出ない
S200 が合っていないサイン
- 球が上がらず、キャリーが足りない
- 右へのプッシュやスライスが増える(しならせきれず、フェースが開いたまま当たる)
- ラウンドの後半で重さに負けて、スイングが崩れる
合わないサインが出たら、硬さを R300 に下げるより先に、同じ S200 の軽量版を試すのがおすすめです。重さが原因のことが多いからです。
X100・S300・R300 との違い
S200 から上下にどれだけ変わるかを整理します。
| 比べる相手 | S200 との違い |
|---|---|
| X100 | 一段硬い X フレックス。Dynamic Gold HT では 130g で、重さはほぼ同じ。硬さだけが上がる |
| S300 / S400 | 同じ S で、S200 より重く、わずかに硬い。主に海外仕様 |
| R300 | 一段柔らかい R フレックス。Dynamic Gold 105 の R300 は 101g で、軽さとしなりの両方が増える |
X100 と S200 は重さがほとんど変わらないので、迷ったときは「重さはこのままで、硬さだけを変えたいか」で選べます。
重すぎると感じたら Dynamic Gold 120・105 の S200
Dynamic Gold のしなり方は好きだけれど重すぎる、という人のために、トゥルーテンパーは軽量版を出しています。Dynamic Gold 120 と 105 は、どちらも元調子で、従来の Dynamic Gold と同じ感触を目指したシリーズです。
- Dynamic Gold 120 S200(118g): 無印から約 11g 軽い。重さの変化を抑えて、少しだけ楽に振りたい人向け
- Dynamic Gold 105 S200(103g): 無印から約 26g 軽い。軽量スチールから重さを上げたい人の最初の 1 本にもなる
- Dynamic Gold EX TOUR ISSUE S200(131g): 逆に、重量のばらつきを抑えたツアー向けの仕様
成約価格にもとづく中古の相場は次のとおりです(毎日更新)。
トゥルーテンパー
Dynamic Gold 120 200 S
118g / 元調子
中古・90 日の成約相場データ不足相場と出品を見るトゥルーテンパー
Dynamic Gold 105 200 S
103g / 元調子
中古・90 日の成約相場データ不足相場と出品を見るトゥルーテンパー
Dynamic Gold EX TOUR ISSUE 200 S
131g / 元調子
中古・90 日の成約相場データ不足相場と出品を見る
中古で S200 を買うときの確認ポイント
Dynamic Gold S200 は流通量が多く、中古でも見つけやすいシャフトです。ただしアイアン用は番手ごとに長さが違うので、買う前に次の点を確かめてください。
- テーパーかパラレルか: チップ径が違います。テーパーは .355 インチ、パラレルは .370 インチで、ヘッドの穴に合うほうしか挿せません
- 番手と長さ: テーパーは番手ごとに長さが決まっています。セットで買うときは、何番から何番までかを確認します
- カット済みかどうか: 一度カットしたシャフトは、元の番手より短い番手にしか使えません
- 本数: 6 本セットと 1 本売りでは、1 本あたりの価格が大きく変わります
- ヘッド付きかどうか: クラブごとの出品は、シャフト単体の相場とは別に考えます
このサイトのシャフトの相場は、ヘッドの付いていない単品の成約価格だけを集計しています。
まとめ
- 「S200」は Dynamic Gold 系の表記で、S がフレックス、200 が同じ S の中での重さの区分
- 無印の Dynamic Gold S200 はカット前 129g の元調子。重さもあって、表記以上に硬く感じやすい
- 合うかどうかは、ヘッドスピードの目安より、球の高さと後半の疲れで判断する
- 重すぎるなら、硬さを下げる前に Dynamic Gold 120 / 105 の S200 で重さを下げる
スペックや相場をもっと細かく比べたいときは、トゥルーテンパーのシャフト一覧から各シリーズのページを開いてください。